12月24日

16時から一時間の面会。夫婦で。


クリスマスを祝った。

お店で買うとき、夫は時間を気にしてギフトラッピングを断ろうとしたが、結局ラッピングしてもらったのは、息子にプレゼントを理解できるできないは関係なく、ひとりの人への贈り物としてちゃんとその場で開封式をやりたかったからだ。

ガラガラのおもちゃと、動物柄の帽子。

プレゼントの帽子を被らせようとすると、頭が動き、人工呼吸器の管の、あの大げさなアラートが鳴るのではないかとヒヤヒヤしたが、わたしが自分で被らせたかったので、看護師さんがいないうちにとやった。
帽子を被らせたところで看護師さんがやってきた。
看護師さんが常にいるので、3人で祝う、という雰囲気でなかったのが若干残念だったが、祝えたことはよかった。
イベントとして大事だった。


主治医の先生が最後説明をしにきたが、夫ばかり見て話すので、説明が終わった後、
「パパに説明するタイプの先生だね」と看護師さんに聞こえるようにいやみを言った。

(夫はそういうわたしの態度は嫌なようだったが、小さな不服を溜め込んでいくより、やんわり先方に気分が伝わった方がいいと思った。)

 

お母さんもう行くけど、また明日来るからね。ずっと一緒にいるからね
と額に頭をつけて、帰宅した。

 

夫はあの空間が明るい雰囲気になるのが嬉しかったのか、めずらしく家に帰って何度か動画を見返したりしていた。