1月5日

生後98日。夫婦で面会。

息子は眠ったきりだった。
たまに耳のすぐ横で名前を呼んだり、ガラガラを振ってみたりしたけれど、こんこんと寝ていた。
夫は相変わらず、息子が寝ていると一緒にうとうとしていた。

私は息子の胸に手をやって、心臓の音を聞いたりしていた。

頭くしゃくしゃなのに気づいた。脳波の跡だなーと思った。
以前脳波取り付けに出くわした時、息子は結構嫌がっていたので、「辛抱したねー」と声をかけた。

そうしているうちに臨床心理士さんがやってきた。
カウンセリングを希望していなくとも、ベッド横に来て様子を見に来ることがある。
もうあまり頼ることはないだろうな、と思っているのだけれど、来てもらって無言が続くのも気まずく、現状を伝えたりしていた。

帰宅間際目を開けた。
臨床心理士さんや看護師さんがいる手前、お別れ間際の余韻を楽しむ雰囲気もなく退出になったのが少し残念だった。